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『NEW YORK JUNCTION』

 投稿者:atsu-yメール  投稿日:2021年10月17日(日)16時42分53秒
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  『NEW YORK JUNCTION』 DAC-195 (2CD)
aud.recordings@Madison Square Garden, New York City, NY. June 26, 1975



●Disc 1
1. Honky Tonk Women / 2. All Down The Line / 3. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 4. Star Star / 5. Gimme Shelter / 6. Ain't Too Proud To Beg / 7. You Gotta Move / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Band Introductions / 10. Happy / 11. Tumbling Dice / 12. It's Only Rock'n Roll / 13. Doo Doo Doo Doo Doo

●Disc 2
1. Fingerprint File / 2. Angie / 3.That's Life / 4. Outa Space / 5. Brown Sugar / 6. Midnight Rambler / 7. Rip This Joint / 8. Street Fighting Man / 9. Jumpin' Jack Flash


1975年、ロニーを迎えて6/1から8/8まで開催されたTour Of The Americas 1975。
そのツアーの中盤を迎える6/22から6/27まで、ストーンズはMSGで連続6公演を繰り広げます。

75といえばこの6月末のNYはMSGでの6公演か、7月のLAはThe Forumでの5公演かというほど人気の公演ですが、今作のMSG5公演目である6/26は微妙(笑)
他の公演と比べると、セットリストから"Wild Horses"とアンコールの"Sympathy For The Devil"が抜け落ちちゃってるのです。
そして"All Down The Line"ではミックがなぜか入りが遅れたり、"Star Star"でも2番に入らずになんか乱れるところがあったりします(笑)
ただ、この日の"Midnight Rambler"はいかしてます。

しかし6/26のMSG公演といえば、ショーの後半のみながらも超絶高音質隠密音源(ソース1)が、1994年にVGPがリリースした名盤『WELCOME BACK TO NEW YORK』(VGP-039)に収録されていました。
この超絶高音質は素晴らしいもので、その完全版の登場が待たれ続けながらも、音沙汰のないままだった2008年、LHが第2の音源(ソース2)による完全収録盤『5TH NIGHT AT MSG 1975』をリリース。
そしてJEMSとkrw_coによる第3の音源(ソース3)が2018年に登場して、LHがそれら混成盤『MADISON SQUARE GARDEN 1975 5TH NIGHT』を速攻リリースしていました。

    

ということで3つの音源がブート化されているわけですが、やはりソース1はVGP盤に収録された後半以外は全く世に出ないので、それ以外は録音されてないということなんでしょう。

それぞれの音源の特徴を簡単に紹介すると以下のとおり。
ソース1は後半のみ収録でビリー・プレストンは欠落しているものの、ビルのベースも心地よい超絶極上隠密音源"EX"。
ソース2は全曲収録ながら音質は落ちる"good"。
ソース3はモノラルでビリー・プレストンは未収録ながらも良好な"very good-"。

ということで今作は、3つの音源による疑似完全盤といった感じですが、2018年のLH盤『MADISON SQUARE GARDEN 1975 5TH NIGHT』(以下2018LH盤)とはちょっと違ったアプローチとなっています。

LH2018盤では新たに発掘されたソース3を最大限活用して、欠落部にのみソース1とソース2を補填していました。
一方、DACの今作ではソース1を最大限生かすというアプローチで、ソース1の欠落部をソース2とソース3で補填して最良音源の最長盤によるほぼ完全盤となっています。

ただし、ほぼ完全盤に仕立て上げるため、曲間には下記のとおりちらほらソース3が補填されています。
そのうち、"Doo Doo Doo Doo Doo"終了後の"Fingerprint File"開始直前に10秒ほどソース3が補填されていますが、その補填箇所はDisc1の最後に入っています。
一方その長い曲間がまたDisc2冒頭にも入っているのはちょっと不思議ですが。

ということで、LH2018盤と今作のDAC盤を整理するとこの通り。(new arrivalsではテーブル表記にしときます)

●LH2018『MADISON SQUARE GARDEN 1975 5TH NIGHT』※特記なしはソース3
01. Honky Tonk Women
02. All Down The Line
03. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud
04. Star Star
05. Gimme Shelter
06. Ain't Too Proud To Beg (中盤から終了までの2分間をソース2で補填)
07. You Gotta Move
08. You Can't Always Get What You Want
09. Band Introductions
10. Happy
11. Tumbling Dice
12. It's Only Rock'n Roll (途中から終了までの3分間がソース1)
13. Doo Doo Doo Doo Doo
14. Fingerprint File
15. Angie
16. That's Life(ソース2)
17. Outa Space (ソース2)
18. Brown Sugar
19. Midnight Rambler (後半3分間ソース1)
20. Rip This Joint
21. Street Fighting Man
22. Jumpin' Jack Flash (冒頭100秒以降ソース1)

●DAC『NEW YORK JUNCTION』※こちらも特記なしはソース3
01. Honky Tonk Women
02. All Down The Line
03. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud
04. Star Star
05. Gimme Shelter
06. Ain't Too Proud To Beg (中盤から終了までの2分間をソース2で補填)
07. You Gotta Move
08. You Can't Always Get What You Want
09. Band Introductions
10. Happy
11. Tumbling Dice ※ここまではLH2018盤と同じ
12. It's Only Rock'n Roll (ソース1)
13. Doo Doo Doo Doo Doo (ソース1。演奏終了後の曲間に10秒ほどソース3の補填あり)
14. Fingerprint File (ソース1)
15. Angie (ソース1。演奏終了後の曲間に10秒ほど一部ソース3の補填あり)
16. That's Life(ソース2。)
17. Outa Space (ソース2)
18. Brown Sugar (ソース1。演奏終了後20秒ほどソース3の補填あり)
19. Midnight Rambler (ソース1。演奏終了後8秒ほどソース3の補填あり)
20. Rip This Joint (ソース1)
21. Street Fighting Man (ソース1)
22. Jumpin' Jack Flash (ソース1)


LH2018盤ではそちらでも紹介していた通り、後半は音源はあっちこっちと行ったり来たりしますが、今作はソース1を最大限使用しているので曲間の一部を除きそうした行ったり来たりは最小限。
LH2018盤の紹介でわたくし、"IORR"でソース1が使われて以降、ソース3に戻らなくてもいいのにとか書いていましたが、その願望が今作で実現したことに(笑)
ビリーの2曲は仕方ないとして、マイク・ミラードと比べても遜色のない超絶最高音質で後半を一気通貫で楽しむことができます。

ということで6/26を最上のソースでほぼ完全盤に仕立て上げた今作、6/26MSGの代表盤と言えるでしょう。
このソース1はやたらとベースが聴こえるのがまた楽しく、VGP盤は久しく入手困難でしたので、特にそちらをお持ちでなかった方には嬉しいリリースかと。
 
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